若草町地区市街地再開発事業

完成予想図(過去の広島市HPより)

現在の様子(完成)

位置図(広島市HPより)
所在地 | 広島市東区若草町 |
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着工 | 2008年4月 |
完成 | 2010年8月 |
設計監理 | 竹中工務店 |
施工 | 竹中工務店・広成建設・砂原組共同企業体(JV) |
概要 | 広島駅北口広場の東側一帯およそ2.9ha、 戦後まもなく建てられた市営若草住宅が立ち並んでいた地区を広島の玄関口としてふさわしいものとすべく行われた再開発です。 事業主体は大和システムが設立した特別目的会社の広島若草都市開発合同会社で、 計3棟の施設を建設するこのプロジェクトは「ACTIVE-INTER CITY HIROSHIMA(アクティブインターシティ広島)」と名付けられました。 二葉通りを挟んで南街区と北街区があります。 南街区にはシェラトンホテルとオフィスが入るホテル・ビジネス棟が、 北街区には店舗と賃貸住宅が入るテラス住宅棟と店舗と駐車場を備えるタワー住宅棟が建設されました。 総事業費は328億円。 南・北街区の完成後は両地区を結ぶペデストリアンデッキが建設されました。 広島橋上駅新築他工事に伴う新幹線口駅舎の商業施設増床により、2018年度までには広島駅と直結する予定です。 【広島市】:若草町地区市街地再開発事業(広島駅新幹線口) 【再開発記録】:若草町地区市街地再開発事業 |
○シェラトンホテル広島(南街区)


高さ | 96.5m |
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階数 | 地上21階・塔屋1階・地下1階 |
コメント | 「ACTIVE-INTER CITY HIROSHIMA」ホテル・ビジネス棟の一部です。 再開発では最も広島駅に近い西側に位置し、北口広場に面します。 2階までは飲食店、学習塾などが入り、 3階以上は中四国地方初の進出となるシェラトンブランドのホテルです。 2011年3月28日に開業しましたが、それまでにはいくつかの紆余曲折がありました。 当初、ホテル・ビジネス棟の保留床を取得する予定だった外資系ファンドが、2009年のリーマンショックを発端とする世界同時不況の煽りを受け2010年1月に撤退。 その後大和システムなどが主体となり保留床を取得する管理会社(A・I・C広島マネジメント)を設立します。 広島市はこの管理会社に40億円の無利子融資を行い、2010年7月にシェラトンホテルを運営する日本スターウッドホテルとホテル開業の締結を行いました。 【公式】:シェラトンホテル広島 |
○アクティブインター・シティ広島オフィスビルディング(南街区)


高さ | 55.3m |
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階数 | 地上13階・地下1階 |
コメント | 「ACTIVE-INTER CITY HIROSHIMA」ホテル・ビジネス棟の一部です。 1階の正面玄関には「ACTIVE-INTER CITY HIROSHIMA OFFICE BLDG.」と表記されています。 南街区の東側に位置し低層階はシェラトンホテルと繋がっており、 地下は市営駐輪場、 1~6階までは自走式の駐車場で 7~13階がオフィス部分になります。 |
○THE HIROSHIMA TOWER(北街区)


高さ | 109.75m |
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階数 | 地上33階・塔屋2階・地下1階 |
コメント | 「ACTIVE-INTER CITY HIROSHIMA」のタワー住宅棟です。 最高高さ109mは完成当時が広島で4番目に高い建物として誕生しました。 免震構造を採用しています。 低層階には駐車場やクリニック等が入りますが大部分が分譲マンションです。(219戸) 再開発区域内では最も東側に位置しますが、2階のペデストリアンデッキでテラス住宅棟、ホテル・ビジネス棟に、 2018年度までには直接広島駅までアクセス可能です。 テラス住宅棟は地上9階・地下1階の複合施設。 「グランアークテラス」という名称が付いています。 地下は駐車場、 1~3階までが商業施設で食品スーパー、飲食店、クリニックなどが入ります。 4~9階は賃貸住宅です。 |
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