広島駅北口広場
広島駅の橋上化及び南北自由通路の整備に伴って、北口広場の全面改良が行われます。それぞれの事業について紹介します。
広島駅新幹線口ペデストリアンデッキ整備事業・新幹線ビル増築工事
広島駅北口に面する市道「常盤橋若草線」を跨ぐ歩行者回廊(ペデストリアンデッキ)を建設する計画です。2017年度の開業を目指し建設されている南北自由通路と直結し、南口と北口の再開発エリアとの回遊性を高めることが目的です。
また同時に新幹線ビルも現状より広場の方へ10m程度増築することが予定されています。
新たにできるスペースには既存スペースと連続する店舗や飲食店が出来る予定です。
計画平面図(広島市提供資料より)
完成イメージ
駅舎と平行する東西デッキと、そこから北側の若草地区・二葉の里地区へ「くし状」に3本のデッキが整備されます。
なお、東側ペデストリアンデッキは既に整備済みです。
シェラトンホテルが入る「アクティブインターシティ広島・ホテル棟」(若草町地区市街地再開発)と同時に建設されました。
ホテル棟から市道北側のテラス住宅棟、タワー住宅棟(同再開発)まで繋がっています。
中央デッキは幅6m、他の部分も4m以上を確保し、屋根は太陽光を透過する膜構造がとられることになりました。
2014年2月から建設工事が始まっており、完成は2016年3月を予定しています。
北口広場レイアウト再整備
北口広場ではデッキや自由通路の整備に伴い、広場内の配置も変更になります。現在は西側にバスエリア・マイカーエリアが、東側にタクシーエリアが配置されています。
これを西側にバスエリア・タクシーエリア、東側にマイカーエリアといったように機能別に再レイアウトを行う予定です。
広場レイアウト案(広島市市議会議員 若林新三氏のHPより)
このレイアウト案ではバスの乗降スペースが7ヶ所用意されています。
これとは別に、2014年5月に売却された二葉の里5街区の再開発地において、大和ハウス工業が計画する複合高層ビルに高速バスターミナルが設けられることになりました。
今後それぞれをどのように利用していくか検討される予定です。
再整備の完了時期は公表されていませんが、ペデストリアンデッキの完成(16年3月)と近い時期になるものと思われます。