広島トランヴェールビルディングの建設記録
広島の経済の"へそ"と言っても過言ではない紙屋町交差点に面する南東の角に建設された複合オフィスビルです。地下街シャレオと接続する地下1階から地上3階までは商業施設が入っています。
再開発の全体的な概要はこちらをご覧ください。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島トランヴェールビルディング
建設中は「広島紙屋町プロジェクト(仮称)」という名称で事業が進められました。
紙屋町プロジェクト完成までの記録です。
広島トランヴェールビルディング 完成後ギャラリー
12年2月に竣工を迎えたトランヴェールビルディング、その後内部の共用が順次開始され低層階はモンベルを始めとする商業施設、4階から上のオフィス部分は満室で開業を迎えることとなりました。
オープン直後、オープンから数ヶ月経ったなども合わせながらギャラリーとして紹介します。
建物西側です。
進むと建物のアールの部分に商業施設へのメインエントランスがあります。
角の部分は床面積が一番広い核テナントとしてアウトドアショップのモンベルが1,2階に入りました。
ガラス張りとなっているモンベル2階から紙屋町交差点を見てみますとこのような感じ。
鯉城通りと相生通りが交差する、まさに広島の中心であることを実感します。
大きく移動しまして、シャレオと直結する地下1階へ。
前回までは立ち入ることの出来なかった地下1階フロアもこのように供用開始です。
左奥が地下街シャレオです。完成するまではあの向こう側から撮影していました。(画像)
中央のエスカレーターは先ほど紹介したモンベルの入口がある辺りへと通じています。
方角では東西方向の東側となる画像右には飲食店や保険窓口などが、左手のシャッターの方に。(撮影時はまだオープンしていません。)
右手はオフィス階へのエレベーターやトイレ、駐輪場に通じる階段などが並びます。
照明や細かい色使いなどどれをとっても非常に洗練された高級感を感じます。
シャレオからこのビルに入った時には鳥肌を感じるほどでした。
こちらはエスカレーターを上がって店舗部分2階。
店舗まで通じる導線も質感に非常にこだわられており素晴らしいです。
これまで同じ場所から毎回撮り続けた定点観測を作りました。
これにて紙屋町プロジェクト「広島トランヴェールビルディング」の建設記録は終了です。
広島の中心であり、建設前からの期待は大きいものでしたがその期待を裏切らない、外観・設備ともに素晴らしいものが新たに誕生しました。
個人的にも好きなビルです。
オフィス・店舗ともに満室で開業することが出来たのもうなずけます。
以前のビルの形状を受け継ぐアールは印象的で、このビルの完成は紙屋町を含め広島市中心部の新たな時代の幕開けを感じるものともなりました。
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